どうも、先日12月30日に旅行納めで静岡(駿河エリア)の史跡巡りしてきました。
静岡はここ数年電車より車で行っていますが、やっぱり車楽すぎる。
今回の静岡史跡巡りルート
①江尻城跡
④田中城跡
⑥興国寺跡・山中城跡
【目次】
江尻城及び周辺史跡
夜中出発で自宅から車を走らせること3時間弱、静岡市内の快活クラブで休憩中たまたま徒歩圏内に江尻城や旧東海道江尻宿跡があることに気付く。
江尻城
1570年に甲斐武田氏によって築かれた平城
巴川沿いの微高地に馬場信春主導で築かれ、主な城主は山県昌景や穴山梅雪でした。遺構は現存しませんが、曲輪跡が地名として残っているので当時の雰囲気を感じられます。
東二の丸・馬出跡
東二の丸跡から外堀と馬出跡方面
甲斐武田氏のお城の特徴であった馬出が城内に三ヶ所ありました。
反対側から
本丸跡
本丸の大半は清水江尻小学校の敷地
本丸跡にちなみ、正門名は本丸門
本丸内堀跡
本丸北側
本丸の一部と内堀跡の変電所
戦国時代はここから先、江尻津として巴川が眼前まで迫っていました
三の丸跡
西二の丸跡
西二の丸馬出跡
江尻宿
旧東海道18番目の宿場
往年は水運業の町、清水のお膝元として栄えていたといいます。宿場の遺構は残っていませんが、少し外れには幕末の任侠である清水次郎長の生家など彼のゆかりの史跡が現存しています。
橋本本陣跡
寺尾本陣跡
大竹屋脇本陣跡
羽根本陣跡
府中屋脇本陣跡
江尻宿木戸跡
その他周辺史跡
春日神社跡
南入江館跡
入江一族の館跡らしいが詳細不明
船高札跡
東入江館跡(村社稲荷神社)
三保の松原及び周辺史跡
快活クラブから三保の松原がある三保半島まで距離が近かったので早速移動。
三保真崎海水浴場
海釣りしてる人が多かったです
奥には清水港外港防波堤南灯台が見える
第136震洋隊掩体壕①②
三保マリーナと県道199号沿いに現存する掩体壕
大戦末期の1945年6月より清水海軍航空隊の予科生たちの手で建設された旧海軍特攻艇「震洋」の格納庫です。
前者は戦後に一部改変されて倉庫として、後者はトラック倉庫として利用されています。
掩体壕?
三保マリーナの掩体壕から道路沿いに南下すると見えるコンクリートの物体
源為朝の墓
伊豆や沖縄にも彼に関する伝承が多く伝わっていますが、この三保を含む清水地区にも為朝の史跡があります。
清水地区の伝承では、通説では保元の乱の戦後に伊豆大島へ流罪となっていますが、実際に渡航せずこの地でひっそり生涯を終えたといいます。
この墓がある敷地の家主は、為朝の子孫と伝わっているそう。
三保の松原
富士山とセットで取り上げられることの多い三保の松原
航空写真で見るのと実際に歩くのだとだいぶ印象変わる。サジェストにマイナスな表現が出てくるのも分からないこともない。
朝焼けで綺麗だった
国鉄清水港線 三保駅跡
プラットフォームが現存しています。
清水港線は、元々東海道本線の貨物支線として開業され、大戦後期の1944年12月より旅客営業を開始し40年間三保地区の人々と貨物を運んでいました。
また、実際に使われていた小型ディーゼル機関車とタンク車が展示されています。
続く