ツイ史跡巡り部活動日記

史跡やお城、江戸藩邸跡巡り、 声優イベント感想。日記というより記録

腰痛だけど日帰りで北関東行った話 栃木・足利編

日光散策が終了し、夕方は栃木市内と足利市内を散策します。

ちなみに栃木駅から足利駅までの乗り換え時間は30分あります。

 

なので、栃木市内観光はその30分で済ませました(え?)。

 

<目次>

 

栃木市

栃木駅

駅到着後、東武線ホームから栃木駅北口へ。

市内の観光名所基本北口以北に固まってるので、電車出発まで行ける範囲で巡ります。

ここでも地元の学生たちの帰宅ラッシュと重なる。

栃木駅北口

 

巴波川と蔵街

蔵の街栃木に流れる川。

中世から江戸川に通じる河川で、江戸時代を通して栃木の水運業を支えた重要な川です。

時間内であれば有料で川下りも出来るそうです。

 

栃木市は、同じく利根川を利用した水運業で繁栄し、蔵の街として有名な千葉県佐原市川越藩の城下だった埼玉県川越市と合わせて小江戸と呼ばれた街の1つです。

巴波川と蔵

皆川街道の幸来橋から撮影
雅秀店舗

明治後期に建てられた建築物です。市内にある見世蔵を代表するほど豪壮な作りだといいます。

2000年頭ぐらいまでは自動車用品店として使われていたそうですが、今は看板も何もありません。

建物正面

時間的にそろそろなので雅秀店舗を後にして駅方面に移動中、銭湯を見つけました。

玉川の湯(金魚湯)

明治22年(1889)創業の銭湯です。創業当時から今現在まで薪でお湯を沸かしているそう。

入浴料が大人400円で無料でタオルをレンタルできます。素晴らしすぎる

水曜日は休業
片岡写真館

創業明治2年(1869)の老舗写真館。玉川の湯の近くにあります。

通り過ぎた時は「なんだこの明治時代みたいな建物は」と思ったのですが、後々調べたら本当に歴史のある建物だった模様。

建物1階はギャラリーとして機能していて、栃木市の古写真を閲覧出来る場らしくて古写真好きとしては見たかったの一言に尽きる。

 

地元民に代々愛されてる写真屋さん、良いね。

建物外観

そして栃木駅に戻り、最終目的地足利に向かいます。

足利市

足利駅

帰宅ラッシュの中紛れて到着。

足利市内の名所は駅から近くにあるので徒歩マンとしては助かります。

足利駅北口
足利学校

時間外で見学出来ず…

足利学校は入場する時、チケットの代わりに『入学証』呼ばれるものを貰えます。

 

僕はTwitterに毒されてるので、「今日から足利学校に入学しました。最終学歴足利学校卒目指します」みたいなツイートを考えてたので、この時は見学出来なくて良かったと思ってます。嘘ですけど

足利学校

足利の水道水

鑁阿寺・足利氏宅跡

鑁阿寺(ばんなじ)。初見で読めませんでした。

平安末期に、足利の祖先である清和源氏足利義康が同地に居館を置いたことが起源です。次代の義兼が鎌倉初期にこの居館に持仏堂や堀内御堂を建立して以降、足利氏邸宅と氏寺を兼ねることになりました。

武士の館として機能していたこともあり、周囲は堀と土塁に囲われていて通常のお寺とはやや雰囲気が異なります。

水堀
反橋

別名は太鼓橋。現在の橋は江戸末期の安政年間(1854~60)に再修されました。

反橋
楼門

別名は仁王門又は山門。現在の門は永禄7年(1564)に室町幕府十三代将軍足利義輝によって再建されました。

正面

裏側から

伽藍図

大銀杏
多宝塔

寛永6年(1629)に再建された多宝塔です。

徳川家が足利氏と同族の清和源氏新田氏の後裔を称したことがきっかけで、徳川家より再建寄進されたといいます。

多宝塔
中御堂

中御堂
経堂

現在の経堂は、応永14年(1407)に関東管領利光兼に再建されたもの。国指定重要文化財です。

本堂

ベースは鎌倉時代末期に建立されたものですが、現在の本堂は経堂と同じ頃に大規模改修を受けました。関東圏における禅宗様の古例として、貴重な遺構であることから境内で唯一国宝指定されています。

 

ここからちょっと歩いて見ておきたい史跡の場所に向かいます。

まず鑁阿寺の東門から国道293号に出ます。

東門

国道293号

この横断歩道を反対に渡り、少し北進すると右手にあります。

すぐ見えます

足利陣屋

足利陣屋移築門

足利藩の陣屋で現存する建物。当時は大門と呼ばれていました。

老朽化が進み、管理人が不在とのことから将来的に倒壊の危機に瀕してる状況です。

現存してるだけでありがたいけど維持は難しいんだなと思った次第。

足利陣屋大門

移築門から実際に陣屋のあった場所まで移動します。

足利陣屋跡

江戸中期から幕末まで続いた足利藩の陣屋跡。今は普通の住宅地です。

足利陣屋井戸

Googleマップだと井戸があるらしいけどどこ?

大門跡地

先述の移築門がかつてあった場所です。

陣屋自体はこの場所から100数メートル進んだ一帯にありました。

写真中央あたりか

陣屋跡付近にあるという松村写真館の古写真。

大正後期創業の写真館でしたが、なんと今月24日(この記事書いてる日)に営業を終了し解体されてしまうとのこと。

見ておけばよかったと後悔。



花の湯

市内に唯一現存する銭湯。ドラマの舞台にもなったようで銭湯愛好家がよく来てるらしい。

今回足利市内に来た最大の理由が、汗を流したいから。

小山、結城のスーパー銭湯はそもそも駅から遠いand評判悪い、日光は東照宮近くにあるけど駅に戻るとなると入った意味ない、栃木はそもそも入る時間がない。

結果、好立地で歴史もある足利の銭湯を選びました。あと入浴料が370円なの安くて感動。

外観

建物内はテレビで見たことある昔ながらの銭湯で、改札みたいな入口に女将さんがいます。

端のスペースに常連の方々のマイ用具が置かれいるの見て、こういう銭湯に慣れてないと謎のアウェイ感感じますね。

全裸となってさっそく浴場へ。事前情報だとお湯が熱いらしくて、熱い湯苦手な自分は大丈夫だろうかと軽くシャワー浴びて恐る恐る入ります。

 

 

 

温くない?笑

 

 

 

暑いの覚悟してたのに40℃あるかなぐらいの温度で拍子抜けしました。そりゃ身構えてたもん

後から来た常連のおじさんも「今日温くね〜か???」と言っており、当たり前のように従業員のドア開けて呼んでたりしてました。

その方と話をすると、開店直後が温く夕方から夜にかけてどんどん暑くなるそう。昨日のこの時間は熱かったみたいなことを言ってたので、逆にどんな熱さか興味が湧きました。お湯だけに

 

そんな温湯で時間ギリギリまで疲れを癒し、コーヒー牛乳を買って帰宅します。

 

 

 

まとめ

と、こんな感じで今回の日帰り旅行は終わりました。

 

栃木は蔵エリアをもう少し北上すれば栃木高校のに残る近代建築が見れたりしたのでそれが名残惜しいです。1時間弱あれば余裕で回れると思う。足利の松村写真館も見ておきたかった。

こっち方面再訪するなら同じく『休日お出かけパス』使って、栃木市内再訪と東武線だけど佐野の唐沢山城、佐野陣屋跡は見ておきたいと思いました。

他は千葉方面に全然行ってないので習志野や柏、市川、津田沼あたりにある旧日本軍関係の史跡は見に行きたいですね。あとは埼玉の寄居エリア。前者は千葉西部なので交通良いから北関東よりサクサク移動出来るのがポイント高い。

 

あと記事中ではひたすら歩いていることを主張していますが、タイトル通り腰痛状態なんですよね。

今はほぼ痛みないですけど、しゃがむ時が苦しいです。皆さんも腰痛には気をつけましょう。

 

 

 

 

以上、また史跡巡りの記事でお会いしましょう。