どうも、今日は横浜市内の岡津陣屋(岡津城)と泉親衡の居館跡を散策してきました。
<目次>
岡津陣屋(岡津城)跡
1400年代後半に扇谷上杉家当主・上杉朝良が拠点とした山城。その後相模玉縄城に進出してきた後北条氏の統治下となり、岡津周辺は家臣の太田氏の知行地となりました。
豊臣政権による小田原征伐後、後北条領に入封してきた徳川家康の家臣彦坂元正の知行地となって城跡には陣屋が置かれました。ただ、彦坂氏による岡津統治は一代で改易され陣屋も廃城となってしまいました。彦坂氏の後は旗本黒田氏に統治権が移ったといいます。
岡津陣屋主郭
現在は岡津小学校の敷地となっています。
岡津鷹匠町公園
戦国時代の郭範囲内か?
三嶋神社
城跡範囲内だと言われている区域に建つ神社です。
紀元二千六百年記念碑
安政3年(1856)奉納の燈籠
境内にある碑や奉納物に刻まれている年代見るの好きです。異なる時代の雰囲気を味わえるので。
岡津陣屋土塁
岡津陣屋の遺構で綺麗に残る土塁です。小学校と三嶋神社の間にあります。
現小学校敷地である主郭を囲む土塁で現存する部分なのでぜひ残してほしいです。
泉小次郎親衡館跡
鎌倉時代初期の御家人・泉親衡の居館跡と伝わる場所です。現在は泉中央公園となっています。周辺には他に親衡ゆかりの寺社などありますが今回はここだけの散策。
小次郎池
伝承では親衡が馬を洗ったという池です。
居館跡
空堀と土塁
堀は鎌倉時代初期のものではなく南北朝時代のものと伝わります。公園の東側と南側に現存。
写真だとわかりにくいですが南側はしっかり堀と土塁が残っています。