ツイ史跡巡り部活動日記

史跡やお城、江戸藩邸跡巡り、 声優イベント感想。日記というより記録

小田原城移築門と鴨澤城跡【神奈川県二宮町・中井町】

どうも、今日は急に西湘地域に行きたくなったので二宮町中井町に行ってきました。

というのも、ここ数年小田原市に通うようになってから「中井町小田原城移築門を見たい…」という思いがありましたが場所が場所すぎてなかなか行けず終い。

そんな中、昨日曽我氏発祥の小田原市下曽我駅周辺に行こうか迷ってたら、どうせならついでに行くかと思い立ち本日決行してきました。

でも本命の下曽我駅は行かなかったけども。

 

二宮駅

ゲーム『アイドルマスター』主人公、天海春香の出身地で最寄り駅

作中で二宮駅周辺が描写されてることから、今現在もプロデューサーの聖地巡礼地としてその界隈で名のある駅です。

歴史的には、明治末期から昭和初期まで秦野産の葉たばこを東海道線に輸送する目的で建設された湘南軌道の終着駅でもありました。

駅前で町のイベントがやっていました

吾妻山公園入口方面

二宮町庁舎

上の坂道と共にアイマスアニメ最終話にも出てきた場所

これでもアニマス履修してます、オタクなので。

ハローサイクリング様様

川勾神社

相模国二宮で二宮町名の由来の神社

古くは一宮の寒川神社と一宮の争いを起こしたり、源義家や頼朝、後北条氏や徳川家から崇敬を受けていたといいます。

maps.app.goo.gl

川勾の湯場

古くから神経痛や皮膚病に効能がある湯として知られる湯場

明治37~38年(1904~05)には最盛期として3階建ての湯宿があり、東京横浜方面から訪れる人々で賑わっていたといいます。

しかし関東大震災で建物は被災、地下水脈が変わったことで衰退してしまいましたが、現在でも僅かに湧出しています。

maps.app.goo.gl

中村川沿いの農道を走る

途中で県道77号に合流します。

上庭道道祖神

鬼王段三郎の墓

曽我物語』で知られる曽我兄弟の従者、鬼王兄弟(兄の新左衛門・弟の段三郎)の段三郎の墓

曽我兄弟の仇討ち後、鬼王兄弟は死亡した曽我兄弟の遺品を持ち全国を周り彼らの菩提を弔ったといいます(千葉県匝瑳市の曽我兄弟ノ宮など)。

案内板を松田方面から撮影

階段を登ると石碑と石仏があります

maps.app.goo.gl

段三郎の墓を北に少し進むと今回の目的、小田原城二の丸幸田門がある須藤家前の橋があります

橋を渡って左折し坂を登るとすぐ見えてきます

小田原城三の丸幸田門(須藤家の門扉)

明治初期の廃城令後、小田原城内の建物も解体消滅の危機に会った時に同地の豪農、須藤米三郎が買い取り移築した門

門は解体せず、海路で現在の小田原市内から中井町内まで輸送。

陸揚げ後は須藤家の住む鴨澤地区の住人総出で運んだといい同家の強さがよく伝わるエピソードです。

彼らのおかげで小田原城の移築門が残ってるのは大変有難いです、本当に

ただいくら史跡とはいえ、今も場所柄須藤さんの私有地なので訪問の際に車で乗り付けたり長時間いるのは控えた方がいいと思います。

訪問時も家の人が門前で作業されていました。

maps.app.goo.gl

鴨澤中庭道祖神

鴨沢城跡周辺碑

てっきり城跡入口かと思ったら全然違くて草

なお城跡は写真奥の山林です。

maps.app.goo.gl

雑色隧道

隧道抜けた瞬間バッテリー潰えてただのママチャリに成り下がる

ちょうど立ち止まった場所に城跡の案内板

バッテリー切れてすぐ坂道は渋くて泣いてしまった

5分から10分程度登った先に開けた道と城跡入口があります

maps.app.goo.gl

入口から登ってきた道

城跡までの道

道中にある幸田門(須藤家の門扉)の案内板

???と思って調べたらわざわざ雑色隧道経由じゃなくてもさっきまで進んできた県道77号を須藤家前の橋から10秒ぐらい北に進み、路地と農道みたいな道を進むとここに出るそう。

まぁ車の場合は駐車問題出てくるので車以外はそっちがおすすめルートかも。

鴨澤城跡

永正年間(1500年代頭)に北条早雲が相模東部侵攻の足がかりとして築いたという城

三浦氏や扇谷上杉家上杉朝良と合戦が起きたとも言われ、早雲の関東進出と共に廃城となったといいます。

正面の丘陵が城跡

雑色隧道上も城の範囲でした。

入口まで進んだはいいけど、結構時間かかるなって思い撤退

先駆者様情報では堀切や曲輪が現存しているとのですが時間と体力的に断念。

この時期でも木々が鬱蒼としてるので夏とかやばそう。

中井町役場周辺

ここから二宮駅までノンストップで帰還

この後は電車で移動ですが二宮まで来てこのまま帰る訳にはいかず…

そう、毎月恒例の"あの街"に行くことになりますがそれは次の投稿で。

 

次の投稿↓

senri-nchu.hatenablog.com